最近、身の回りで『投資』について話題になることが増えてきました。
・新型コロナの影響もあり、証券口座の開設数が増加
・20、30代で投資をはじめる人が増加
・2022年度から、高校で『資産形成』が必修に
このようなニュースを目にして、投資に興味を持つ方が増えているのだと思います。
その一方で、私たちを含め大半の方が、学校では資産形成について学んでいません。
また、証券口座を開設してみたものの、買い付けが0円のまま、つまり利用していない方も多いようです。
さまざまな投資の種類がある中で、投資初心者におすすめされることの多い『投資信託』ですが、仕組みがよくわからない…という方も多いのではないでしょうか。
そこで、この記事では、
・投資について勉強中
・投資を始めてみたいけど、よくわからない
・とりあえず投資を始めてみたけど、いまいち理解できていない
という方に向けて、投資信託とは何か、ほかの金融商品との違いを中心にまとめました。
この記事の内容は以下のとおりです。
・投資信託は、投資家から集めたお金を運用のプロが投資・運用し、その成果を投資家に分配する金融商品のこと
・預金とは、元本保証の有無が違う
・株式とは、運用する人・投資対象・必要資金が違う
それでは、解説していきます。
一緒に勉強しましょう!
よろしくお願いします!
投資信託って、そもそも何?
投資信託とは、投資家から集めたお金を、運用のプロが株式や債券などに投資・運用し、その運用成果を投資家に分配する金融商品のことです。
もう少しかみ砕いて説明すると、投資信託は、株式や債券など様々な金融商品の詰め合わせ、バラエティパックといえます。
投資信託にはさまざまな商品があり、
・国内外の株式、債券、不動産に分散した商品
・アメリカの株式に分散した商品
・世界の主要国の国債に分散した商品
など、商品数は数千種類に及びます。
私たちは、これらの中から投資したい商品(バラエティパック)を選ぶことになります。
ほかの金融商品との違いは?
投資信託の概要は前述のとおりですが、もう少し理解を深めるために、他の金融商品との違いについてみてみましょう。
預金との違い
私たちにとってなじみのある銀行への預金。
銀行預金と投資信託との大きな違いは、元本保証の有無です。
預金が元本が保証されているのに対し、投資信託は元本が保証されていません。
銀行預金は、お金を預けているすべての期間中、預けた金額から減らない(元本割れしない)ことが保証されています。
一方で投資信託は、金融商品の価格が変動し、運用期間中に投資(購入)した金額を下回る可能性があります。
お金が減るのは嫌だよね…。
長期間運用することで、お金が減る可能性は減らせるよ!
銀行は、私たちのお金を『預金』として集め、そのお金を必要としている会社に貸し出しています。
一方、投資信託は、私たちから集めたお金を株式や債券などに投資することによって、その株式や債券を発行している会社などに資金を提供しています。
どちらも私たちのお金を必要な会社に結び付ける仲介役という点で共通していますが、元本保証の有無という点で、違いがあります。
株式との違い
運用する人
株式投資が自分で運用するのに対し、投資信託は運用をプロに任せることができます。
つまり、投資する銘柄の選定を自分で行うのが株式投資、プロに任せるのが投資信託といえます。
株式投資、初心者にはハードル高そう…。
そこが株式投資の面白いところでもあるけどね。
株式投資は、投資する企業の財務体質、成長性などの情報を自分で集め、どの企業の株式を購入するのかを自分で決める必要があります。
一方で、投資信託は購入する商品を決めたあとは、その商品にどの企業を組み込むのか、各企業にどれくらいの割合で投資するのかなどの細かい調整をプロにお任せすることができます。
投資対象
株式投資がひとつの会社に投資するのに対し、投資信託は複数の金融商品のバラエティパックに投資します。
投資信託では、複数の金融商品に分散投資できることにより、株式投資に比べリスクを抑えた投資をすることができます。
分散投資をすることで、大きく損する可能性は下げられますが、その分大きく得をする可能性も下がることになります。
『リスク=悪いこと』ではないんだね。
投資でいう『リスク』は、単に『リターンの振れ幅』っていう意味の場合が多いね。
必要資金
株式投資は通常、数万から数百万円の資金が必要ですが、投資信託は一般的に100円程度から投資金額を自由に選ぶことができます。
1株当たりの金額は銘柄によって異なるため、購入するための資金には幅がありますが、さまざまな企業の株に分散投資をしようと思った場合、数万円から数百万円の資金が必要になります。
日本国内の株式は、基本的に100株単位での売買となっていますが、SBIネオモバイル証券やSBI証券など、1株から売買ができるサービスもあります。
これらのサービスについては、今後別の記事でまとめる予定です。
一方で、投資信託は証券会社にもよりますが、100円程度から購入することができます。
少額でスタートしたい初心者にはありがたいね。
まずは100円程度ではじめてみて、様子を見ながら金額を増やしていくといいかも。
まとめ
『投資信託とは何か』について、他の金融商品との違いを中心にまとめました。
・投資信託は、投資家から集めたお金を運用のプロが投資・運用し、その成果を投資家に分配する金融商品のこと
・預金とは、元本保証の有無が違う
・株式とは、運用する人・投資対象・必要資金が違う
ひつじさんちの家計簿では、毎月の投資の結果をまとめています。
これらの記事では、
・総資産のうち、どれくらいの金額を投資にまわしているのか
・投資信託によって、どれくらいのリターンがあるのか
など、わが家の家計状況をまとめています。
これから投資を始める方や、投資を始めたばかりの方に、資産形成のひとつの例として見ていただければと思います。
ひつじさんちの家計簿、みなさまの参考になればうれしいです。
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