こんな疑問を感じていませんか?
この記事では、FP(ファイナンシャルプランナー)の資格を持ち、家計管理と積み立て投資によって結婚から3年弱で資産1,000万円を達成した私たち夫婦の資産状況を公開します。この記事を読むことで、あなたに合った資産形成のヒントがわかります。
私たち夫婦と一緒に、楽しみながら資産形成を続けていきましょう!
- 総資産は前月-57万円の1,488万円。
- NISAのつみたて投資枠が初の含み損に…。
- 投資全体では評価額-53万円、iDeCo含め各口座が大幅下落。
はじめに

ひつじさんちについて
2020年11月、27歳で結婚。東京への引っ越し、結婚式、2度のヨーロッパ旅行などを楽しみながら、資産形成に取り組んできました。結婚後、一時は銀行の預金残高が4万円に。家計管理と積立投資で少しずつ資産を増やし、結婚から2年9ヶ月で資産1,000万円を達成。現在も、夫婦で話し合いながらお金の使い方を見直し、無理なく楽しみながら資産形成を続けています。
わが家の毎月の資産状況の詳細は、「ひつじさんちの毎月の資産状況」をご覧ください。4月の家計簿は、「【2025年4月】二人暮らし夫婦の家計簿|飛行機代3万円差も?ガス会社の切り替えが完了」でまとめています。

家計管理の方法
夫婦で資産形成を進めるうえで、支出や貯蓄状況を把握しやすくすることが重要です。わが家では、以下の方法で管理し、無理なく続けられる仕組みを作っています。
- 集計期間は毎月1日~末日とし、1か月単位で収支を把握
- 夫婦の共有資産と、各自の個人資産は分けて管理
- 各自の収入の80%を共有資産に入金、残りは個人資産
- 家計簿アプリ『
マネーフォワード』とExcelを併用

家計簿や口座の残高を単に記録するだけでは、お金の流れがつかみにくく、貯蓄の実感が持ちにくいことがあります。わが家では、家計簿アプリ『マネーフォワード』とExcelを併用し、毎月の資産状況を視覚的に管理。こうすることで、
というメリットがあります。
あなたも、家計の「見える化」に取り組んでみませんか?
Googleスプレッドシート版の「見える化」ファイルを作成しました!(2024年3月)Excel不要で、あなたの資産と家計を「見える化」!
4月の資産管理のポイント
2025年に入ってから、資産が減少している方も多いのではないでしょうか。わが家でも、3ヶ月連続で資産が減少しています。3月の記事では、「リスク許容度の考え方」や「下落局面での追加投資」についてご紹介しています。
詳しくは、「【2025年3月 総資産1,545万円】二人暮らし夫婦の資産額|下落局面で追加投資。あなたのリスク許容度は大丈夫?」 をご覧ください。
NISAが含み損。不安になったら確認したいこと
わが家のNISA(つみたて投資枠)が、2024年のスタート以来初めて含み損になりました。とはいえ、運用はまだ2年目。長期運用を前提としているわが家にとっては、想定内の範囲です。
2018年に旧NISA(つみたてNISA)を始めたとき、初期は含み損の時期がありました。当時は投資に慣れておらず、「このまま減り続けたらどうしよう…」と不安になったことを覚えています。それでも、積み立てを続けて運用7年目となる現在、旧NISAは元本311万円に対して評価額519万円。昨年末のピーク時(約600万円)よりは減っていますが、それでも含み益をしっかりとキープしています。

今回も、「まあ、そのうち戻るかもね」というくらいの気持ちで、落ち着いて見守っています。投資はどうしても「短期の増減」に目がいきがちですが、「始めた目的」と「運用期間」を忘れずにいたいですね。
2025年4月末時点の資産状況です。
総資産:1,488万円

<総資産> 1,488万円 = <預金> 115万円 + <投資> 1,372万円

4月末のわが家の総資産は、1,488万円でした。そのうち8%を預金に、92%を投資に配分しています。
わが家では、基本的に生活費の6カ月分である120万円を預金として確保し、それ以外は投資に回しています。大きな出費の予定がないため、資産のほとんどを投資に配分している状態です。
資産のうちどれだけ投資に回すかは、経済的な状況や年齢、リスク許容度によって異なります。わが家は、リスクに対する許容度が高いことから、生活防衛資金以外はほぼすべて投資に回しています。
生活防衛資金とは、失業や自然災害、突然の医療費、車の修理など、いざというときに生活に困らないように、投資に回さずに預金など手元に置いておく資金のことです。一般に、生活費の3ヶ月分~2年分が目安と言われています。
続いて、先月末からの資産推移です。
前月差:-57万円(-4%)

4月末時点の総資産額は1,488万円で、先月から57万円減少しました。
- 預金:119万円 → 115万円(-4万円)
- 投資:1,426万円 → 1,372万円(-53万円)

直近3ヶ月の推移を振り返ると、株価の下落と為替の影響により資産は3ヶ月連続で減少しています。

2025年に入ってから、きれいに右肩下がり…。
預金:-4万 (-3%)
<3月末> 119万円 → <4月末> 115万円
先月末時点からの預金の動きは、以下のとおりです。株価が下落しており追加投資したことから、預金はやや減少しています。
- 収入: 41万円
- 支出:-31万円
- 投資:-14万円
わが家では、支出や投資のほとんどをクレジットカードで支払っているため、4月の家計簿での支出額とはズレが生じています。
また、4月はクレジットカードの利用によって8,806円分のポイントを得ることができました。クレジットカードをうまく活用することで、家計管理を効率化しながらポイントも貯められるのがメリットです。クレジットカードを活用した家計管理の詳細は、「クレジットカードでの支払いがお得!夫婦でクレカを使う3つのメリット」をご覧ください。


投資:-53万円(-4%)
投資の評価額は、3月末から53万円の減少。
<3月末> 1,426万円 → <4月末> 1,372万円
- 入金額: 15万円
- 含み益:-68万円
4月は、15万円の追加入金を行っていますが、その金額をはるかに超える68万円の含み益の減少により、評価額は53万円減少しています。
- つみたてNISA:-24.0万円(入金なし、含み益-24.0万円)
- NISA:-16.8万円(入金+10.0万円、含み益-26.8万円)
- iDeCo:-12.7万円(入金+4.6万円、含み益-17.3万円)
投資の状況
わが家では長期投資を目的として、主に投資信託を保有しています。主な投資先は、外国株式のインデックスファンドです。

私たち夫婦が結婚してから、各年末時点の投資成績は表のとおり。
月 | 元 本 | 評価額 | 前年差 | 評価損益率 |
---|---|---|---|---|
2020年末 | 0,089万円 | 0,098万円 | – | +10% |
2021年末 | 0,215万円 | 0,280万円 | +182万円 | +30% |
2022年末 | 0,531万円 | 0,562万円 | +282万円 | 0+6% |
2023年末 | 0,666万円 | 0,905万円 | +343万円 | +36% |
2024年末 | 0,979万円 | 1,531万円 | +626万円 | +56% |
現在 | 1,057万円 | 1,372万円 | -159万円 | +30% |
4月末の投資評価額は、1,372万円(前月-53万円)でした。2月、3月に続き、大きく資産が減っています。2月に投資元本が1,000万円を超え、4月末時点では、1,057万円の投資元本に対して、315万円の含み益が出ています。
つみたてNISA:519万円(前月-24万円)
つみたてNISA(旧NISA)の評価額は、3月から24万円減少し519万円でした。2024年の年末時点では600万円あったつみたてNISAの評価額ですが、4ヶ月連続で減少し、519万円になっています。
<3月末> 543万円 → <4月末> 519万円
- 入金額: 00万円
- 含み益:-24万円

「前月差」は前の月からの評価額の差です。追加の投資はないため、含み益が月にどれぐらい変動しているかを表しています。
NISA:514万円(前月-17万円)
- 入金額: 10万円
- 含み益:-27万円

2024年1月から運用開始した新NISA。2024年は夫婦二人分で毎月20万円を入金していましたが、2025年はペースを落として10万円のつみたて中。

3月の下落時には、通常の10万円のつみたてに加えて20万円投資しました!
新NISAには、「つみたて投資枠」と「成長投資枠」という特徴の異なるふたつの枠が用意されています。わが家では、つみたて投資枠で毎月10万円(5万円×2人分)を投資し、成長投資枠は2024年1月に200万円を、3月に追加で20万円の合計220万円を投資しています。
上の表は、「つみたて投資枠」の成績。4月は10万円投資して、評価額は4万円の減少。つまり、含み益は14万円減っています。そして、運用2年目にしてはじめて月末時点で含み損に…。280万円投資して、6万円の含み損状態です。
一方、下の表は2024年1月に200万円を、3月の下落時に20万円を投資した「成長投資枠」。含み益は12万円減っています。
iDeCo:339万円(前月-13万円)
iDeCoの評価額は、13万円の減少。
<3月末> 352万円 → <4月末> 339万円
- 入金額: 05万円
- 含み益:-17万円

「前月差」は前の月からの評価額の差を示しており、毎月の入金(およそ5万円)も含まれています。
iDeCoの場合は、つみたてNISAと比較して入金できる上限額が低いこともあり、元本は4月末時点で247万円。同じくらいの期間つみたてているものの、金額はつみたてNISAより少ないです。多いときは、月に20万円程度の変動があります。2024年は評価額がググっと伸びていましたが、2025年に入ってからは右肩下がりです。
まとめ

この記事では、2025年4月末時点のわが家の資産状況を振り返りました。
資産の増減は、入金額と相場の変動に左右されますが、大事なのは毎月の「見える化」と継続的な振り返り。自分たちの資産が今どれくらいあるのか、どう動いているのかを定期的に確認することで、不安が減り次のアクションも明確になります。
本記事を参考に、あなたの家計や資産の状況も見直してみてください!

リスク許容度を見直してみよう!
家計と資産の状況は、『見える化』しておくことが大事。家計簿や口座の残高の数字だけでは、なかなか状況が把握できません。私たち夫婦が活用している家計と資産を『見える化』するためのExcelファイルで、一緒に資産形成に取り組みませんか?
(2024年3月追記)Googleスプレッドシート版の「見える化」ファイルを作成しました!Excel不要で、あなたの資産と家計を「見える化」!

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以上、最後までお読みいただきありがとうございました。ひつじさんちの家計簿、みなさまの参考になればうれしいです。
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